こちらの記事は小松基地航空祭2023の体験談です。
小松基地航空祭2023
開催日時 2023年10月7日(土)
開催時間 8:00~15:00
ブルーインパルス展示飛行 なし
会場 小松基地(石川県小松市向本折町戊267)
入場料 無料
来場者数 5万人
小松基地航空祭は10月7日の土曜日に行われました。
天候は雲多めの晴れ🌞
さすが日本海、気温は低めで防寒着は必要でしたね。
今年の来場者数は約5万人とやや落ち着いた人数です。
(ブルーインパルスが展示飛行する時は10万人近くの来場者数なのだ)
まぁそれでもなかなかの人混みでしたよ。
小松基地航空祭ってどんな感じ?
航空祭ってどんな感じ?
そんな疑問にお答えすべく、航空祭ビギナーの方向けに体験談をまとめました。
興味がある方はぜひ最後まで見てくださいね!
小松基地航空祭に行ってみた(準備編)
4月にホテルの予約をする
石川県はやや遠方のため日帰りは厳しい。ということで前泊をすることにしました。
ホテルを探すも基地周辺は満室の嵐!!!!日程の発表からそんなに日が経ってなかったと思うのですが(;´д`)トホホ…
ディープなファンや旅行会社ががっぽり宿を押さえたのでしょう。
ということで範囲を広げてなんとか宿を確保しました。
せっかくなら金沢も観光したいと思い、7日(土)に金沢で宿をとりました。航空祭に行くとついでに近隣を観光することが多くて、それも楽しみの一つです。
金沢といえばやっぱり魚介🐟金箔、茶菓子だな。はぁ~うまいもん食いて~。
日程の調整
ありがたいことにお仕事はシフト制。航空祭前後も休みにし、3連休を取りました。
1ヶ月前に特急サンダーバードを予約し、あとは晴天を全力で祈りつつ当日を待ちます。
航空祭前日に小松市へ移動する
朝8時に家を出発し京都駅まで移動。そこからサンダーバードに乗って小松に向かいます。そこそこ本数は出ていると思うのですが、指定席はほぼ満席。
航空祭に行くんだろうな~と思われる乗客もちらほらいました。
服装や持ち物でだいたい分かりますよね。
電車に揺られて約2時間、小松駅へ到着。
日頃太平洋側に住んでいる人間からすると、日本海側はやっぱり寒いです。2~3℃低いんじゃないか?早速ウルトラライトダウンを装着。
駅周辺には新しそうなお店が見られました。
おそらく2024年3月に新幹線が開通するため、建てられたのだと思われます。
ゆっくりできるカフェ、美味しそうなうどんやラーメン、焼き飯など、いろいろ楽しめます。
お土産屋もあるのですが、セレクトにセンスを感じますね。思わずあれこれ買いそうになるが、荷物になるので今は控えたい。
明日はここが混雑するのだろうな~と思いながら、小松市観光へ向かいます。
こまつの杜を観光
小松駅の横に「こまつの杜」という公園?施設?がありました。
コマツ(小松製作所)創立90周年を記念して作られたそう。コマツのことが色々学べる施設で、画像は超大型油圧ショベル「PC4000」、隣には超大型ダンプトラック「930E」があります。
両方日本に1台しかない貴重品。まじでデカい!
小学生向けのものが多かったように思いますが、体験型の施設で大人も楽しめます。ゲームの難易度がちょうどよくて、しばらく夢中でやっちまった!
売店でコマツノートとコマツボールペンを購入しました。
その後しばらく小松市内を散策しましたが、コマツの杜が一番楽しかったです。
ちなみに航空祭のシャトルバスは、コマツの杜の駐車場が利用されています。
ホテルへ移動
電車でホテルに移動後晩飯。
やっぱり日本海は海の幸だよねってことでお寿司をいただく。
白子が特に美味かった、ゲソがコリコリのコリコリで、トータルすると全部美味い。
他には天ぷらと茶碗蒸しとサーモンとだし巻きも食べ大満足!
明日に備え11時頃就寝しました。
小松基地航空祭2023に行ってみた(当日編)
さて当日。出発時刻は5時半。
日本海の朝は寒く、ウルトラライトダウンを着込んでの移動です。徒歩移動が主で身体があっという間に温まりやした。
移動時間は約1時間、基地に到着したのは6時半でした。
6時半の時点で、列の最後尾は正門の1km西側。
小松基地航空祭って8時スタートでしたよね?開始1時間半前に1kmの列ですわ。その後も人がぞくぞくとやって来て、後ろにどんどん人が並んでいました。
早朝の4時頃から並んでいる方もいるようで、本気組はやっぱすげーや。
暇なので隣の人と話をして開門を待つこと30分、7時に開門となりました。
こんなに並んでいたら開門が早いだろうな~と思っていたのですが、7時に開けてくれるなんて!手荷物検査もあり、なんやかんやで基地に入ったのは7時20分頃でした。
まずは手荷物検査だよ
基地に入るときには必ず手荷物検査を受けます。
バックの中を隊員さんに見せ、OKが出たら基地に入れます。
持ち込み禁止物(三脚や踏み台など)は回収され、1か所に集められていました。
帰りに各自で持ち帰るシステムのようです。
入口でパンフレットを受け取り、まず向かうはエプロン地区。航空機が駐機しているエリアです。
地上展示を堪能する
航空祭と言えば、やっぱり航空機だな。
人生で初めて見る「F-35」に大興奮!!!
オジロワシマークの付いた302飛行隊のものです。
これがあの有名なF-35か~と激写しまくる。写真を撮る人が常にいて、大人気でした。
できたら飛行する姿も見たかった!
海上自衛隊の飛行艇「US-2」です。岩国基地に配備されてます。
かなり大きくて、一枚の写真に収めるのにちょっと苦労しました。
いつか着水する姿も見てみたい。
圧巻だったのはF-15でした。
エプロン地区に到着した瞬間、目に飛び込んで来たのが11機並んだF-15。
その眺めたるやとにかく壮観で圧巻!
痺れるほどにかっこよくて、身悶えましたね。
これこそまさに小松基地最大の魅力だと思います。
写真を撮るも壮観さが一つも表現できず、消化不良です。
飛行展示を堪能する
F-15だらけの基地なので、オープニングフライトもF-15祭でした。
その前にF-15が駐機場から滑走路へ移動します。
約10機が目の前でエンジンをスタートさせたのですが、とにかく音が大きくて、隣の人が何言ってるかもさっぱりわからない。
鼓膜がブルブル震えて、腹の底で大音量を感じて。戦闘機の迫力を全身で浴びました。
(しばらく耳がバカになってた)
次々と滑走路へ移動するさまもかっこよくて、そりゃみんな夢中になるよね~と納得の戦闘機でした!
約10機のF-15が次々と離陸し、カコーンと急上昇(ハイレートクライム)するんですわ。
もーねー、すごいのよ。とにかくすごいのよ。
その後やっとオープニングフライトですが、前段がすごすぎた!
画像はオープニングフライトの様子です。
本当は写真もいい感じで撮りたいのですが、スマホかデジカメしかありません。これでも良く撮れた方です。
これが限界(~_~;)
X(旧ツイッタ)には素晴らしい画像がたくさんあるので、家に帰ってじっくり堪能するのも楽しみの一つです。
明日にレースが控える中、室屋義秀さんがアクロバティックなフライトを見せてくれました。
どんな三半規管してるんだ?と思うような、暴れっぷりで見応えがありました。
イベントを楽しむ
格納庫内では部隊紹介や装備品の展示がありました。
掲示物を見たり、説明を聞いたり、隊員の方への質問をしたり、空自の活動を知ることができます。
F-15パイロットのサイン会あり。一緒に写真を撮るのもOK。
なんと人気投票まであり、もはやアイドルのような存在なのか!?
パイロットは精悍な顔つきで、身も心もイケメン感がすごかった。
普通に暮らしていたら一生目にすることでないであろうミサイル。
他にもいろんな武器や装備品が見られましたよ。
隊員さんがフレンドリーなので忘れがちですが、自衛隊は戦う力を持つ組織なんですよね。
ブルーインパルスJrを楽しむ
今回ブルーインパルスは来ませんでしたが、ブルーインパルスJrが来てくれました。
ブルーインパルスJrとは、ブルーインパルスのような華麗な走行を行う改造バイク集団。
「地上30cm」の空の世界に連れて行ってくれます。
松島基地所属の有志により運営されているそうで、見事な走行だけでなくユーモアもたっぷりで、笑わせてもらいました。
ちなみにJrパイロットの服やヘルメットは、本家ブルーインパルスのお下がりだそうですよ。
売店で買い物だよ
売店でのお買い物も航空祭の楽しみです。
画像は飲食の売店。お昼時の混み具合は尋常じゃないので、9時頃にたこ焼きを買っておきました。お陰で行列なし。
救難展示飛行は見られませんでしたけどね(~_~;)
めちゃくちゃうまい訳では無いが、お祭り気分にはなれます。
こちらは自衛隊グッズの売店。
こちらも昼時には混みまくるので、救難展示飛行を見ることを諦めて、グッズの購入の時間にあてました。最近はグッズの品数が豊富になった気がする。
店の数も多くて回るだけでも楽しいですが、せっかくの初小松なので記念に何か買いたい。
小松なのにカエルグッズを購入したのはご愛嬌。
小松の部隊マークなどの缶バッチもゲットしました。
F-15パイロットのサインをパンフレットに書いてもらいました。
トイレや駐輪場などの施設をご紹介
トイレ
仮設トイレが基地内に何ヶ所か用意されていました。建物のトイレも利用可。
仮設ですが和式・洋式どちらもありました。
数多く用意されていたので、トイレ待ちの行列はありませんでした。最近の航空祭はトイレ待ち渋滞があまり見られませんね。小さなお子さんも安心の素晴らしい改善だと思います。
門の前にもいくつか用意されていて、開門前でも利用できます。
開門待ちで並んでいるときも安心です!
ベビールーム
画像はベビーカー駐車場です。その先にベビールームが設置されていました。建物の中の部屋をベビールームとして利用しているのだと思います。
入口に母親のベテランのような方が待機して、利用者のサポートをされています。
男性にはちょっと入りづらそう・・・
休憩所
こちらが休憩所。
室内で快適に過ごせます。椅子に座って休憩したい方、食事をしたい方におすすめです。
格納庫内で休憩するスペースもあり、多くの人が休憩されていました。
室内休憩所とは違って、地面に直接座ることになります。
駐輪場
基地前(工事門・特設門の近く)に駐輪場が用意されていました。
自転車で移動する方が多くて、こんなに駐輪場が大きいなら自転車はありだな~と思いました。
工事門をもう少し西に移動したら自動二輪車用の駐輪場がありました。
荷物預け所
こちらが荷物預け所。一つ500円で預かってくれます。
配送サービスもあるので、大きなグッズを買ったり、お土産を大量に買っても安心です。
配送手続きをしてしまえば、手ぶらで航空祭が楽しめますね。
すごく良いサービス!他の基地でもやってくれたらいいのにな~。
シャトルバス乗り場
画像は小松駅のシャトルバス乗り場。航空祭前日の画像なので誰もいません。
今年はシャトルバスの運行がスムーズだったようです(ツイッター情報)。これまでの経験値がなせる技かもしれませんね。
ただ今年はブルーインパルス来なかったからな~。現場の努力だけとは言い難く、来年がちょっと心配。
基地のシャトルバス乗り場は撮影し忘れましたm(_ _)m
喫煙所
基地内禁煙の基地が増える中、貴重な喫煙所です。
有料観覧席
おそらくこちらが一万円でゲットできる、有料観覧席ではないか?と思う。たぶん。
何にもさえぎられることなく、近くで航空機を見ることができる特等席。
基地内に車を駐車できます。
こちらが有料ではない観覧席。とにかく人が密集していてぎゅうぎゅう。後ろから人が押してくるし、目の前に背の高い人がいようものなら、何も見えなくなるストレスフルな席です。
一万円出してこのストレスから開放されるのなら、安いものかもしれない。
航空祭が終了しました
楽しかった航空祭も15時まで。
後ろ髪を引かれまくりながらも、帰路につきます。
シャトルバスの長蛇の列に並ぶのは避けたいので、小松駅までは徒歩で帰ることにしました。
40分ぐらいで到着できたと思う。
小腹が空いたので、小松駅で月見うどんを頂きました。
どの飲食店もめちゃくちゃ人が多くて、待ち時間がエグそう。
店員さんも大変そうでした。
電車も混んでそうだったので5時すぎの金沢行きの各停に乗り移動しました。あまり混んでおらず、座って快適に移動できました。
JRの駅員さんによると「今年は駅への入場規制がなく、例年より混んでない。」とのこと。
ブルーインパルスが来なかったからこの程度で収まっているということでしょう。来年も小松基地航空祭に行きたいが、ブルーインパルスが来たらと思うと、ちょっと考えますね。
小松基地航空祭、その後
小松駅から金沢へ電車移動。
お土産屋や飲食店など、想像以上に賑わっていました。
金沢駅のシンボル鼓門(つづみもん)を撮影し、ホテルでゆっくりしましたとさ。
次の日は金沢をかる~く観光。近江町市場へ行きました。
美味しそうなもので溢れかえっておりました。
コロッケみたいに手頃に楽しめるものもあるのですが、魚介はどれも観光地価格がすごい。
(絶対地元民いないだろー!)
それでも大勢の人で賑わい、行列ができていたからしょうがないのかな。
魚介はちょっと高すぎて、買う気になれませんでした。
昼過ぎには金沢を出発。サンダーバードで帰りましたとさ。
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