ブルーインパルスに限らず、航空自衛隊は男性のイメージが強いですよね。
パイロットはもちろん、整備士もかつては男性のお仕事でした。
では現在はどうでしょうか?
パイロット、整備士に女性はいるのか?簡単にまとめてみました。
女性のブルーインパルスパイロットはいる?

結論から言うと、ブルーインパルスの女性パイロットは現在いません。
ただ、これから誕生する可能性は大です。
「そもそも女性がパイロットになれるのか?」と思われる方もいるかも知れませんね。
かつて自衛隊では、女性自衛官が「危険で身体に負担の大きな仕事」に就くことができませんでした。その中に戦闘機などの航空機パイロットが含まれていたので、女性自衛官のパイロットは存在しませんでした。
ところが少子化による人材不足、男女平等の流れから改めて制限の見直しがなされ…
・1993年(平成5年)輸送機・救難機のパイロットは女性もOK!
・2015年(平成27年)戦闘機・偵察機パイロットも女性OK!
2015年にパイロットの制限がすべて無くなり、航空自衛隊のすべての職域が女性に開放されました。
そして2018年8月、日本初の女性戦闘機パイロットが誕生!
お名前は松島美紗1等空尉。
最初の勤務地は宮崎県の新田原基地、305飛行隊でした。

松島一尉が乗っているF-15戦闘機です。カッコいいですね。
松島一尉を皮切りに女性パイロットは少しずつ増えており、現在は松島一尉を含む5名の女性戦闘機パイロットがいます。
ちなみに内訳はF-15戦闘機4名、F-2戦闘機1名です。
結論
ブルーインパルスのパイロットになるためには、戦闘機パイロットであることが必須です。
これからさらに増えれば、今後女性初のブルーインパルスパイロットが誕生すると思われます。
ここからは完全に余談ですが
松島一尉は現在は305飛行隊にはいらっしゃいません。
夫の伊藤陽童1尉と「指揮幕僚(CS)課程」試験に合格し、2024年(令和6年)4月から航空自衛隊幹部学校に夫婦そろって入校することが決まった。
引用:Wikipedia(松島美紗)
Wikipedia情報によると、2023年に「指揮幕僚(CS)課程」の試験に合格。
現在は東京にある「航空自衛隊幹部学校」で勉学に励んでいらっしゃいます。
ちなみに指揮幕僚(CS)課程(しきばくりょうかてい)の試験はかなり難しいらしく、合格率は受験者の1割!
松島一尉がどれだけ優秀かわかりますね。
将来は上級指揮官など、空自のリーダーとして活躍されるのだと思います。
ぜひ頑張ってほしい!
ブルーインパルスの女性整備士はいる?

結論から言うと、います。
現在(2025/3/1)2名の女性整備士がいます。
パイロットのような制限はなかったので、女性がすでに活躍していらっしゃいます。
ただ26名の整備員の中で2名ですから、割合としては多くありませんね。
今後はさらに増えると思われます。
現在の整備員は航空自衛隊のホームページでチェックできますよ!
ブルーインパルスの機体はイルカに似ているため、ドルフィンと呼ばれます。
そのためパイロットを「ドルフィンライダー」、整備員を「ドルフィンキーパー」と言います。
整備士の任期はパイロット同様3年間。その後は他の自衛官と同じように、転勤となります。
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