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ブルーインパルス・カラースモーク廃止の理由とは?復活と廃止の歴史をたどる。

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かつてブルーインパルスのスモークがカラーだったのをご存知でしょうか?

ブルーインパルスに歴史あり。

カラースモークの廃止と復活の歴史、その理由を解説します。

目次

ブルーインパルス・カラースモークの廃止と復活の歴史

ブルーインパルスが発足したのは1960年(昭和35年)

研究開発が進められ、1961年に浜松北基地開庁3周年記念式典でカラースモークが初披露されました。

著作者:US Gov Employee パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=2716978による

初代ブルーインパルスF-86はカラースモーク。

F-86の思い出いえば、東京オリンピックは欠かせません。

1964年の東京オリンピック開会式では見事な五輪マークが描かれましたね。

画像引用:足短かおじさんのブログ

これまでのオリンピックにはないアトラクションとして世界中から注目されました。

当日の成功までにはいろいろありました。

※いろいろの内容を知りたい方は下のボックス「+」をクリックしてくださいね。

東京オリンピック成功までのいろいろ

当初は「ブルーインパルスはスモーク引いて通過(航過飛行)してくれ」との要請だったのですが、後に「オリンピックマークを書いてよ」に変更されました。

あと15時10分20秒スタートでお願いね。
場所はロイヤルボックス(特別席)正面でよろしく。
あと全景が見えるようにうまいことやって。

細かい注文が次々と出てくる、出てくる。

成功させるべく練習するものの上手くいかず、思うように五輪マークは描けません。結局そのまま本場の迎えることに。

さらには黒色のカラースモークの発色が上手くいかず、あーでもないこーでもないと試行錯誤。
なんとか完成したのは本番の10日前だったそう。ギリのギリ!

オリンピック前日は天候が土砂降り。

「こりゃ明日も雨で、開会式は中止だな」と判断したパイロットは完全にオフモードでしたが、なんと翌日は見事な晴れ!慌てて入間基地に移動しました。

決して万全とはいえないコンディション。色んな意味でギリギリな状況。

本番どうなるか?と思われましたが、蓋を開けて見れば過去一番の素晴らしい出来栄え!

閉会式もフライトの打診をされるも「もう成功できるかわからない」と辞退されたそう。

本番の成功がどれだけギリだったが分かるエピソードですね!

他にも大阪万博で「EXPO`70」の文字を描きました。

2代目ブルーインパルスT-2時代もカラースモークです。

著作者:spaceaero2 CC 表示 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=9836807による

3代目(現在)のブルーインパルスT-4もカラースモークでした。

大きなイベントと言えば1998年の長野オリンピックですね。第九の終わりに合わせて「レベルオープナー」という課目が行われました。

カラースモークが廃止!その理由は?

1999年(平成11年)カラースモークが廃止となりました。

理由は様々ありまして…

  • 染料にお金がかかる
  • カラースモークの使用にはとても手間がかかる
  • カラースモークが機体につくと除去が大変

カラースモークはお金も手間も暇もかかるようです。

さらには1998年に千歳、防府での展示飛行後「車・洗濯物に色がついた」との苦情が寄せられ、調べてみるとカラースモークが原因と判明しました。

おそらくそれがキッカケとなり、カラースモークは1999年から廃止となり、その後は白いスモークでの展示飛行が行われています。

白いスモークのブルーインパルス。

これはこれでとても美しいですね。青空に映えます。

カラースモークが復活!

復活のきっかけは東京オリンピック・パラリンピック2020です。

1964年東京オリンピックの感動を再び!との思いから、カラースモークを復活させようとの機運が高まっていました。

実は諸外国のアクロバット飛行チームもカラースモークの使用を止めていた時期があります。理由はブルーインパルスと同じ。
(どこの国も同じような悩みを抱えていた模様)

その後改良型のカラースモークが開発され、アメリカやイギリス、イタリアなどのアクロバット飛行チームでは都市上空でもカラースモークを使用していたのです!

扱いやすく染まりにくい改良型のカラースモークを取り寄せ、カラースモークの調査、松島基地での使用試験を積重ねました。

2020年1月防衛省から、カラースモークは使用可能と発表!

2020年3月20日、航空自衛隊松島基地にてオリンピック聖火の到着式が開催されました。

聖火をのせた特別輸送機「TOKYO2020」号が松島基地に到着。ブルーインパルスがカラースモークで五輪マークを描きました。

当日は風が強めの晴れ。

描かれた五輪マークはすぐ消えてしまいましたが、カラースモークの復活に感動された方は多かったと思います。

著作者To kar010, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=109932350による

開催は翌年(2021年)になりましたが、東京オリンピック開会式前日の7月23日にオリンピックマークを、東京パラリンピック開会式当日8月24日にスリーアギトスを彷彿とさせる赤、青、緑3色の弧が描かれました。
※スリーアギトス…パラリンピックのシンボルマーク。

カラースモークの使用が許可されたのはオリンピック・パラリンピックのみ。

今後復活の可能性が高まったのかと思われたのですが⋯

パラリンピックでカラースモークのトラブルが発生してしまいました。

復活は遠のいてしまったかと思われます(T_T)

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